どうもayijkです。
最近はもはや御朱印記録しか書いていない我がサイトですが,それじゃあいかんということで標記のイベントに行ってきました。
# イベント概要 サポーターズが贈るエンジニア勉強会。 今回のテーマは「エンジニアのためのブログ講座」。 ・なぜエ…
登壇者は@ktanaka117さん。Developers.ioの中の人です。
今日のお題は「エンジニアはブログをどう書くべきか」ということで,何やかんやで「ブログ」というメディアに興味関心のある30人くらいの聴講者が集まりました。
また,サポーターズさん主宰の勉強会は初めて行きましたが,参加者同士が交流しやすい雰囲気を積極的に作ってくださるので,とても満足度の高い勉強会になりました。
完全に余談ですが,男たるもの,ちゃんとホーム二郎を持たないといけませんね。そんなに数多く云ってませんが,神保町の用心棒は好きです。でも1番よく行くのは最寄りのラーメン大です,だって近いんだもん……。
また,@ktanaka117さんが仰っていた「勉強会に参加したらその日のうちにレポートする」というのはなかなか効果的な縛りなのかなと感じました。この場合の「今日」は広義の今日なのでね,ほら,この記事の公開日時は既に3月30日だけどURLは3月29日でしょ? つまりそういうことです。
発表資料
まさに有言実行,すでにご自分のページで資料等公開されています。
感謝を込めて,スライドのみこちらにも転載させていただきます。
内容の再解釈
ぶっちゃけ,上のリンクとスライドを紹介した時点でイベントレポートは一応の体を成してしまうのですが,それだけだと私がブログを書く意味もなくなってしまうので,私なりの解釈も交えて咀嚼していきたいと思います。
これから書く人に向けて
まずは質を気にせず小ネタで量を
一発のスクープをすっぱ抜けばいい,というものでもあるまいし,地道に自分を表現する欠片を紡いでいくのが「ブログを書く」ということだと思います。
その際,自分を表現する,ということは有無を言わせず楽しいものであるべきで,質を気にするのはそれでお金を貰ったり,誰かの損得に直結したりする場合だけ,くらいの気構えでラフにやっています。少なくとも私は幸いなことにプロブロガーではないので。
ちょうど今日,以下のようなツイートを目にしました。
いいか「出来るようになったら楽しい」というのは正しいが、それは技術そのものを楽しんでいるのではなく「出来ることを楽しんでいる」だけだ。こういう技術の習得をした人間は中年までには「もう苦労したくない」とか言い始め消える。例外は無い。そういう奴はクソほど見て来た
— 砂鉄 (@satetu4401) 2017年3月29日
上のツイートの意図から演繹するのは少し無理矢理かもしれませんが,「質のよいブログを書くこと」は手段であって目的ではありません。「質のよいブログを書けるようになったら楽しい」のではなく,「ブログ書くのが楽しい」をこそ,まず始めに目指すべきです。
何だか,当たり前のことを言うためだけに相当な文字(とあなたの時間)を犠牲にしましたが,言ってみれば「継続は力なり」ですね。質とか気にせず,楽しみながらたくさん書こーぜ。
慣れてくると文章や画像の配置などの表現,構成などに気を配る余裕ができる
私もそろそろブログ初心者,というわけではないと思うのですが,未だに画像や動画・埋め込みなどの扱いに戸惑います。
@ktanaka117さんは「〜構成などに気を配る余裕ができる」と表現しましたが,私の乏しい経験から言わせてもらえれば,「〜構成などとの折り合いが付けられるようになる」もしくは「〜構成などに適度に気を配ることできる」の方が現実的な感覚に近い気がします。
思い返せば,ブログを書き始めた頃は画像の回り込みとか表示方法に過剰に気を配りすぎて時間を使いすぎた記憶があります。
なまじWordPressは幸か不幸かカスタマイズ性に特化しているがために,完全な「正解」(もしくはスタンダードな「部分点」)が与えられていないという側面が大きいように思います。一方,はてなブログとかQiitaはこのあたりをよしなにしてくれるので,作者は内容の執筆に注力できるという有り難みがあります。だったらQiitaやはてなが誰にとっても最高かというと,画一化された画面に飽きを覚える人もいるでしょうし,痒いところに手が届かず不便な思いをするかもしれません。この辺りはトレードオフなので難しいですね。
ちょっと無責任な言い方が許されるのであれば,かつ語弊を恐れず言えば,はてなやQiitaという「束縛された環境」でブログを書くことに慣れてきて,そこに不満を覚えたらWordPressに移行したらいいんじゃないかなぁと思ったりもします。
だいたい3ヶ月に1度,ネタがまとまるので大きな記事を書きたくなる
この点については,残念ながらあまり私はピンと来ませんでした。
あんまり技術的な記事を書いていなくて,記事のストックがないからそれらの包括的なテーマが見えないんでしょうかね。
せっかくブログ書いているのに,この直感を得られないのは少し悔しい&勿体ない気がします。
自分の知識を測り,深めることができる
これはその通りですね。
あんまり技術的な記事を書いていないのでアレですけど,御朱印の記事を書く際に神社の歴史を調べる必要がある場合があります。時間をかけて,いわば「わざわざ」調べるので,知識が浸透しやすい気はします。
友人,知人が増える
残念ながらその領域にはまだ達していません。後述する「勉強会やカンファレンスでの登壇」がほぼマストでしょう。
自己紹介がラク
やっぱり一所に自分の書いたものがまとまっているというのは,何事にも代えられないほど便利なものです。Twitterみたいな短文と違ってちゃんと考えてものを書くわけですから,これを読むだけである程度は筆者の人となりがしれてしまいます(恐いことに)。
世に何かしらを発信するということの意義と責任を感じられるのが,ブログの真骨頂の1つですね。
なかなか書けない人に向けて
面倒くさいという気持ち
強敵ですw
理想論を言えば,「書かなきゃ」と思っているから「面倒」と感じるのであって,本当に書きたいときは「面倒」だなんて思わないはずなんですけどね。とはいえ,時間も労力もかかるのも事実。
何だかんだで「ブログを書くことの楽しさ」を知ることが特効薬なんでしょうかね。
プロの登山家も,案外「登りたくねーな」なんて思っているのかもしれません。人って業が深いですねぇ。
こんなことを書いても仕方がない
ブログって突き詰めれば自己満足ですから。書いて楽しいのであれば,それは全然「仕方のないこと」ではないんですよ(と自分に言い聞かせています)。
……とメタなことを言うだけだと勉強会に行った意味がなくなってしまうので,もう少し補足を。
発表の中でなるほど,と思ったのは,「読者には色んな習熟度の人・色んなタイミングの人がいるから絶対に無駄にはならない」という言葉でした。
つまり,玄人からみたら雑な説明でも,素人にとっては雰囲気のわかるいい記事であるとか。
自分の書いた記事だけでは情報が不足していても,他人の書いた記事の後に読めば相補的に腑に落ちるとか。
考えてみたら,私だって数多くのブログの助けを借りて今までコーディングしてきたわけです。そして,それらの大多数は,(失礼ながら)名もないブログが占めています。
だったら,同じように自分の記事が他の人の役に立つ可能性はきっとゼロじゃない。
広いネットの海の中で,自分の記事の可能性も決して狭くないのだと信じることも,また醍醐味の1つです。
……メタァ。
間違ったことを書いたらマサカリが飛んでくる
@ktanaka117さんも仰ってましたが,指摘してもらえるのは何よりの幸せです。稀に悪口を言いたいだけの人もいるかもしれませんが,大半の善意ある人は自分の時間を使って敢えて苦言を呈してくれているわけですから。
こういう議論に出くわすと,ふと「人間って素晴らしいな」と思ったりします。
書きたいことを書きたいときに書く
書いてます!!
ブログの醍醐味ですね。
もう結構書いてる人に向けて
早く書く
テンプレート機能を使うといいのだとか。
なるほど! と膝を打ちました。
しかしよくよく考えると,ブログを書き慣れず,自分のブログを客観視できないうちから色気を出してテンプレートを作ってしまうと,いわゆる「形だけで満足する人」になりかねません。
脳内テンプレートが既に固まっていて,ただタイピング面倒だからテンプレート機能を使う,という人には問題は全くないと思いますが,これからブログを書き始める人には無用の長物になってしまいますね。
今回の勉強会では半数くらいはこれから,という人だったので,この点もっと強調されてもよかったのかな,と今思いました(既に見出しに「もう結構書いてる人に向けて」とあるんですけどね)。
良く書く
装飾に関しては,まだまだ自分の中で発展途上だと感じています。
もう少しCSSいじらないといけませんね。
勉強会やカンファレンスでの登壇
これも今後のTODO。「知人を増やす」とも密接に関係してくる項目です。
結
思ったよりも長くなってしまいました。
私も,なかなかサイトの運用については悩むことが多いですが(Qiitaとの棲み分け,非WordPressへの移行など),同様の悩みを持つ人たちとの交流は少なからず刺激になりました。
(あと,私は実質的に実名を公開しているようなものですが,結構匿名に拘る方も多くいらっしゃって意外でした。)
最後に,講師の@ktanaka117さんを見ていて思ったことは,自分も「これ」という分野で必要とされるような実績を残したい,という憧憬でした。実績,というのはブログの記事も含めてですけどね。
エンジニアたるもの,コーディングだけしていればいいのではなくて,その成果物や自分の意見をブランディングする技術も絶対に必要です。アウトプットする場所を持っているということは——ああいや,カタいこと言うのはやめましょう。
俺は楽しくブログが書きたい!! その思いを一層強くしてくれたこの勉強会に感謝を。
現場からは以上です。
なかなかブログの扱いって難しいよね。技術的なことを書こうと思っていてもついつい日記化してしまったり…
それはそうとこんな勉強会があるなら参加して見たかった。さすが東京、今度はアンテナ貼っておきます!
コメントありがとう! ブログ難しいねぇ,Qiita使いたい自分もいたりして……。
勉強会,4月もいくつか気になるのあるから一緒に行かないかい? あとでメッセージ送るよ!