2024年10月に思っていること

  • 2024-10-20
  • 2024-10-20
  • 雑記

さすがに10月ともなると涼しい日が続く。それに嬉しさを覚える反面,体調に不安がある日も微増しており一抹の悲しさもある。どうせすぐに寒くなるのだろうが,定常的な夏と冬の間の過渡期をそれぞれ秋と春と名付けてこそ世に冠たる「四季がある国」なのであり四季を成立せしめる秋の短さを嘆くのも楽しみ方の一つである――と自己欺瞞に陥るのも,逆説的に季節の風物詩ではあるのだ。

2024年9月

デスク・パンチングボード

収納にはいくつか重要な要素があると思うが,こと机の上において大事なのは「すぐ手が届く/しまえる」ことである。筆記具,メモ帳,ヘッドホン……細々としたモノをしまう場所がなかなか固定化できず,机上の環境はあまり快適ではなかったので微妙にストレスの種になっていた。
そんな折,YouTubeかなにかでDIY動画をザッピングしていたらパンチングボード=有孔ボードに目が止まった。普段はDIYから縁遠い生活を送っているので知らなかったのだが,最近どうやら流行ってるらしい。自在にレイアウトをいじれるという点も魅力だが,何より空中の空間を有効活用できるのがいい(そういえば以前,ロードバイクの保管場所に悩んで室内に壁掛けを考えたこともあった。がっつりしたDIY作業が必要そうだったので見送ったけど)。
家賃は床面積に対して払っているものだと錯覚していたが,実は空間への課金であった。そう気づくと,家賃を体感2/3くらいにできるから不思議だ。

さっそくいろいろ調べまくって,机の上に導入してみた。

せっかくのパンチングボードらしからずとっ散らかっているが,10月現在はもう少しカスタムしている(それは来月のブログに書こうかな)。
ちなみに素材としては,パンチングボードはこれを2枚使っている。パンチングボードの穴径は5mmなので,M5のボルトを裏からナットで固定してみたところ,いい感じで連結できた。

光(Hikari) ウッディボード パンチングボード 有孔ボード 600x300x5.5mm ダークブラウン 穴ピッチ:…

机のクランプにはニトリのパンチングボードシリーズから購入。ボード自体も売ってるのだが,私の机の天面の色と微妙にあわなさそうだったので別組にした。

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こちらはニトリの公式通販ニトリネット、パンチングボード専用 クランプのページです。店舗共通ニトリメンバーズカードでポイン…

ニトリのパンチングボードシリーズには,金属製でインダストリアルな質感のフックも多く売っている。多く売られているパンチングボード用のフックって意外とプラ製だったりして,下手をするとアンマッチになってしまいそうなのでありがたい。安いしね。

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(1/2/4ホール用とサイズ違いが揃ってるのも嬉しい)

壁面・パンチングボード

上でも書いたが,空中を収納に使うというアイデアは私にとって青天の霹靂だった。幸運にも家の近くに無印とダイソーがあるせいで,ものを収納したい→新しく収納BOXを買う,の思考に絡め取られていたのだ(完全に言いがかりである)。
机の上のパンチングボードの快適さに味をしめ,今度は,家の中で分散配置されていた「気に入ってるもの」を飾るための棚が欲しくなってきた。新しく棚を用意するとまた可処分床面積が減ってしまう。なら浮かせばいい。しかし賃貸ゆえ壁に釘は打ちたくない。ならばそう,壁を作ればいいのだ。

調べてみると,ツーバイフォー材等を天井と床で突っ張って柱を作ってしまうDIY製品がたくさんある。プラ製でも良かったが,部屋の中はなんとなくインダストリアル調に揃えているので,今回はラブリコのアイアン製のものを買った。

(これは1×4材用のものなので注意;2×4用もある)

突っ張り用のアジャスターの比較については,この動画が大いに参考になった。感謝。

柱は近くのホームセンターで買おうとも思ったが,塗装用の道具をまだ揃えてなかったので,今回は塗装込みで頼めるところに注文してショートカット。お願いしたのはこちら。

国内木材専門メーカーが運営する、DIY向け木材通販ショップ。 メーカー水準の高品質なツーバイフォー材、各種板・棚板を中心…

さらに棚も見様見真似で作ってみる。カラー材を2本買ってきて半分に切り,穴を開けてからL字金具にボルトで止めるだけ。パンチングボードへの固定はやはりここでもM5のボルトナット。穴を開けずに固定できるのはレイアウトが自在で心底楽しい。
簡易な作りだが,初めてにしてはよくできた気がする。耐荷重は不明(笑)だが,幅的には10冊くらい置けそうなので,「読みたい本」「お気に入りの本」のどちらの用途で使うかは今後じっくり見定めたい。棚を増設してもいいしね。

この棚のようにパンチングボードの裏からナットで締めるパーツがあるので,レイアウト変更のたびにパンチングボード自体を取り外す必要がある。そのため,ラブリコで設置した柱にも貫通穴を開けて,裏からボルトを通してボードをナット固定することにした。これで穴を増やすことなくレイアウト自在が実現。つくづくパンチングボードはM5ボルトが大活躍ですな。
――ということを何週間かかけてちまちまと環境構築し,9月末中旬頃時点での全体像はこちら。自作の棚だけだと淋しいので,好きな絵のポストカード(ルノアール『ピアノを弾く女性』@シカゴ美術館)やフェイクグリーンを適当に配置してみる。こうやって空間を埋めたくなってしまう俗人的なさもしさも,またDIYの大事な一興である。

このブログを書いている10月現在,結構部品が増えてきている。雑多とも言う。センスを磨きたい。

岡山旅行

以前職場で大変お世話になった先輩が,その後転職され岡山に住んでいる。シカゴで買ってきたお土産を渡そう渡そうと思って帰国後1年が経過してしまっていたのだが,ようやく渡そうと思い立って岡山へ。なお,何故か今の上司も一緒であるw
岡山は何回か乗換で使った覚えがあるか,降り立つのは初めて。先輩のご厚意で2日間の旅程は全部先輩のプランニングにお任せしており,初日はディープ岡山を中心を回った。

1つ目の見所,古墳。実は岡山は古墳大国だそうで,山の中に大小様々な古墳が見られるそう。歴史の教科書で見た「古墳」といえば前方後円墳のような巨大なイメージだったので,そんなに路傍の石が如く気軽に見られるものだとは知らなかった。9月とは言えまだ暑さも残る頃合い,鬱蒼と生い茂ってはいるが,確かにこんもりとした丘,もとい古墳があちこちにある。ちなみに下記の古墳の石室は開放されており中に入ることもできた。

その後は福山なる低山に軽登山(と言いつつ階段地獄に死にそうになったが)。期せずして夕焼けを山頂から見られたのは僥倖だ。

これにて初日を終え,2日目はいわゆる岡山市内の観光スポットを巡った。
岡山総鎮守,岡山神社の御朱印の筆致が素敵の一言。

岡山城にも行ってみる(ちなみに今回訪問した先輩と一緒に行った上司は城とか歴史に対してバケモノ級に造詣が深く,特別解説もお願いできるのも大変ありがたい)。残存している天守というわけではなく,再建時に中をミュージアム調に作り替えられているが,これはこれで体験としては面白い。姫路城はその白さを称えて「白鷺城」と呼ぶが,この岡山城はその黒さをして「烏城(うじょう)」と言うらしい(「烏の濡れ羽色」という形容詞を,人生で一度は使ってみたい)。写真はたくさん撮ったが,綺麗に積まれた石垣もセットでこのアングルの写真が一番気に入った。

岡山城のあとは,隣接している日本三大庭園のひとつ,後楽園へ。園内を小川が流れており,目には透明な反射の色が,耳には涼しいせせらぎの音が楽しい。

「流店(りゅうてん)」という,中央に川を流した建物が珍しい。水面には少し変わった形の石も配置されており,さすがに高尚でかっこいい趣味をしている。

旅行中,ちょっと面白いものを食べたので紹介して最後としたい。
その名も「デミグラスソースカツ丼」。名前は脂質爆弾よろしく大変いかついが,想像していたよりもデミグラスの味があっさりしており,味わいとしてはカツカレーにも近いが体験としてはカツ丼という不可思議なご当地グルメで,確かに美味しい。岡山に行かれる方は是非!

カツ丼 野村 · 〒700-0827 岡山県岡山市北区平和町1−10

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