どうもayijkです。
いよいよ3月も終わりという頃ですが,寒暖の差が激しくて体調崩しました。
最近は出歩くことが多かったので,たまには家で体調管理に努めるか,と言い訳をしつつ温々しております。
さて,今日も積み残しになっている,以前参拝した神社の紹介でもしましょう。
ちゃんとペースを守って神社巡りをしないと後が大変っていう教訓ですねこれは。
(それにしても最近の投稿が御朱印関係のものばかりで,AndroidのAの字も見えないんだがどうしたらいいだろう……。)
日にちは2017年2月25日,土曜日。
実は2月24日が父親の60歳の誕生日でして,還暦祝いと言うことでこの日はちょっと豪華な晩ご飯を食べることになっていました。
自己紹介のところにも書いてありますが,以前スペインに住んでいたことがあり,両親揃ってスペインが大好きだというので,評判の良かった浅草にあるスペイン料理の店をチョイスしました。
夕方に家族集合なので,私は昼頃に先行して神社巡りをすることにします。
場所が浅草なのでさてどこからスタートするかなぁと地図と睨めっこした結果,開始地点は鶯谷駅と相成りました。
そこから東へ進み,浅草を目指します(一番最後にルートを載せますね)。
それでは行ってみましょう!
(御朱印一覧もよければご覧ください。)
元三島神社
元三島神社・東京神社庁サイト
最寄り駅は鶯谷,駅から徒歩数分以内という好立地にある神社です……が。
「鶯谷」といえば結構アレなコレが多い駅として有名で(というか山手線から見えるのはそんな看板ばかり),実際私も始めて下車しましたが結構アレでした。
で,元三島神社はそんなアレコレが立ち並ぶエリアの真っ只中に鎮座しています。まさに右も左もピンク色ばかりで,これは夕方以降に足を踏み入れたくないなぁ……と感じざるを得ません。
なんで鶯谷はこんな奇っ怪な土地柄になってしまったのか——それはそれで大変面白いとは思うのですが,今回はあまり深掘りせずに「私はアレコレのために来たのではなくて参拝が目的ですから!」と真面目くさった顔をして参拝することにしました。
境内は狭いですが,鳥居の存在感はなかなかのものです。
入ってすぐに,元三島神社の御由緒が記されていました。
四国の大山祇神社の分祀にあたるようで,創建は弘安四年。鎌倉時代なので相当古いですね。
静岡にも「三島」という地域がありますけど,それと関係がありそう……ということで調べてみました。
三島神社、三嶋神社、三嶌神社(みしまじんじゃ)、あるいは三島社(みしましゃ)は、「三島」を社名とする神社。神社系列は「三島・山祇信仰」に属し、大半は伊予の大山祇神社(大三島神社)か伊豆の三嶋大社と関係のある神社である。(Wikipediaより)
なるほど,大山祇神を主神としていた三島神社に連なる神社,ということですね。名前に「元」と付くのは度重なる遷座の名残でしょう。そのあたりの説明は以下のサイトが詳しいです。
超要約すると,この神社が元々鎮座していた場所を江戸幕府の幕用地にするということで遷座を命じられ,下谷の地に移ったのですが,やっぱり鶯谷の人にとっては遠くて不便だから「元あった場所に戻そうぜ」という流れになりました(その際,この地域の神社を複数合祀することになります)。
幕用地なので厳密に元の場所には戻れないんですが,なるべく近くに,ということでこの地に定まったようですね。「元」三島なのは,元々鎮座していた場所に近いところに戻ってきた,という意味合いのようです。
また,周囲のアレコレのせいかどうかはわかりませんが,元三島神社の境内は2階建てというものすごく奇妙な形。上の写真の奥に見える階段を昇ると拝殿があり,拝殿は新しめで小綺麗な感じです。
御朱印を頂こうとしましたが,ちょうど不在のようで残念。
また近くに寄ったときに頂くことにして,次なる神社を目指して進路を東に。
小野照崎神社
小野照崎神社・公式サイト
「おのてるさきじんじゃ」と読みます。地下鉄日比谷線の「入谷」駅からすぐ傍ですが,私は鶯谷から歩きました。一〇分程度歩けば到着です。
大きな道路の近くですが,下町然とした地域に鎮座する神社です。
お祀りになっているのは小野篁(おののたかむら)という平安時代の歌人です。江戸時代には菅原道真も御配神として祀られるようになり,ゆえに小野照崎神社は学問・芸能に縁のある神社です。
英語表記の御由緒は珍しいですね。
境内は広く,都内では珍しい富士塚や庚申塚があります。富士塚は,年に一度,6月から7月にかけて一般公開され,登ることができるそうです。詳しくは公式サイトをどうぞ。
社殿は慶応年間に建築されたもので,相当古いはずですがよく管理されているようで綺麗です。
拝殿脇の社務所で御朱印が頂けました。こちらも達筆で,唸るほどです。
「小野照崎」の異字体がカッコいい!
さて,まだ夕方の浅草集合まで時間があるので,北上することにしましょう。
三島神社
下谷三島神社・公式サイト
正式名称は「三島神社」ですが,紛らわしいので下谷三島神社と表記しますね。
小野照崎神社から昭和通りを北上して,少し脇道に入ったところに鎮座しています。
鶯谷にある「元三島神社」と名称が被っていますが,元三島神社と同じく一旦遷座したものの,氏子にとっては遠くて不便だからやっぱり分霊を勧請しましょう,という一連の流れによるものです。
上述の元三島神社と,ここ下谷三島神社,それと本社三島神社(ここが,幕用地云々のために遷座した先の神社です)は由緒が同じ神社,ということです。遷座にも面白い歴史があるんですねー。
また,面白いのがこの地に伝わる「雷井戸」伝説。
昔この地域では落雷が多く困っていたが,たまたま井戸に落ちたところを神主が蓋をしてみると,雷が「ここから出してくれればもう二度と落ちないから!」と命乞いをしたのだとか。なかなか興味深い伝説です。井戸は危険のため現在も蓋をしてありますが,中には今でも水を湛えているそう。
余談ですが,「雷が落ちない」に縁起を担いで合格守りなどにも御利益があるとか何とか。こういう良い意味で「こじつけ感」があるのはかえって人々の神頼みを感じられて好きです。
境内は狭いながらも稲荷神社の境内社もあり,拝殿も綺麗に管理されています。地元に愛されていそうな神社で落ち着きます。
社務所はありますが,ちょうどご親戚の方が来訪中のようでお忙しそうだったので御朱印は頂きませんでした。またの機会ということで!
鷲神社
鷲神社・公式サイト
「鷲」は「わし」ではなく,「おおとり」と読みます。
練馬大鳥神社も先日参拝しましたが,日本全国に連なる大鳥信仰の神社です。江戸時代から酉の市が有名だそうですね。
公式サイトには「酉の市 起源発祥」とありますが,実際のところは酉の市の発祥は足立区にある大鷲神社らしいですね(Wikipediaより)。発祥の地ではありませんが,この浅草・鷲神社の酉の市は最大のものであるみたいです。11月にまた来たいなー。
拝殿の写真を取り損ねましたが,この神社で有名らしいのが「なでおかめ」。
おでこをなでれば賢くなり
目をなでれば先見の明が効き
鼻をなでれば金運がつく
向かって右の頬をなでれば恋愛成就
左の頬をなでれば健康に
口をなでれば災いを防ぎ
顎から時計回りになでれば物事が丸く収まる
と云われる
ということだったので,全部撫でてきましたw
沢山の人に撫でられたからか,おかめさん,ものすごくスベスベしてて最高の手触りです。
境内には他にも正岡子規や樋口一葉の碑があるなど,古くから賑わっていたことが窺えます。
頂いた御朱印はこちら。社務所の受付は16時までだったのですがそれを知らず,ゆっくりと参拝していたら16時5分くらいになってしまったのですが快く書いていただけました(はさみ紙に受付時間が書いてありました)。
若い巫女さんの字ですが,堂々たる筆致で見ているだけで力が漲るようです。今まで頂いた御朱印の中で1番好きな字体かもしれません。
今戸神社
今戸神社・東京神社庁サイト
京都の石清水八幡宮を勧請した神社で,創建は1063年と大変古いです。
八幡神社なので御祭神は応神天皇ですが,今戸神社はイザナギ・イザナミの両神もお祀りしているので縁結びにご縁があると言われ,浅草のパワースポットなんて呼ばれていたりもします。また,真偽の程は不明ですが「招き猫」発祥の地として知られていたり,新撰組・沖田総司の終焉の地として名を馳せていたりと話題に事欠かない神社です。
拝殿の中から巨大な招き猫2体が顔を覗かせています。
浅草という土地柄か外国人観光客も多く,小さな社務所には列ができていました(巫女さんが英語堪能です)。
境内には何故か人力車が置かれていて,このあたりも外国人向けの心憎いサービスなのかなと思います。
また,今戸神社の絵馬は真ん丸の形をしていて特徴的です(下の写真の右側に小さく写っています)。
縁結びに御利益があるということで,普段は絶対に引かない「恋みくじ」を引いてみました。
裏表紙にあつらえられている招き猫の折り紙(?)が可愛らしいです。
結果は「吉」でしたが(ヨッシャ),
【可能性】
毎日,家と仕事場の往復では出逢いはありません。
などと耳の痛いことを言われ。
【アドバイス】
桜の花のような淡いピンク色を身につけると吉。
はい,このブログもそんな色です。
【年齢】
同じ年か,男性が3歳上が良い。
【十二支】
未年生まれはできれば避けなさい。
私自身が未年生まれなので,同い年はダメ。
1年浪人しているので,3歳年下の女性っていうと,ストレートに学部を卒業した新社会人(つまり同期)に該当しますね。
これは4月から期待できるな!!(できません)
まぁ,おみくじなんて良い結果が出たら信じれば良いし,悪い結果が出たらなにくそと思って奮起すればいいんですよ。都合の良いときだけ運命論者になればいいんです。
そんなこんなで頂いた御朱印。
なかなか特徴のある字体ですが,「社」の字が迸るようでイケてます。左上の「いいこといっぱい♡」スタンプが可愛らしくていいですね。
このあたりでちょうどいい時間になったので,この日の神社巡りはここで終わり。
ぼちぼち,家族の集合場所へ向かいます。
結
今戸神社のあとは,家族で父親の誕生日(還暦祝い)のために,田原町駅近くの“Amets”というスペイン料理の店に行きました。
食べログの評価をアテに予約しましたが,味も美味しく,父も喜んでくれたのでよかったです。
最後になりますが,この日の辿ったルートはこんな感じです。本当は三ノ輪の北にも行ってみたい神社があったのですが時間切れ。鷲神社と今戸神社の間にも「吉原神社」という神社があるのですが,こちらも時間の都合上参拝できませんでした。
浅草寺・浅草神社もあるので,浅草周辺はまた日を改めてじっくり回る必要がありそうですね。
ちなみに,Google Fitによれば歩数は22,252歩,踏破距離は23.1kmだそうです。
がんばりました!
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