【@滋賀旅:0日目〜1日目昼】多賀訪旅

どうもukaznilです。最近珍しく土日に用事を入れることが多くてブログの更新が鈍りがちです。

ところで1週間前の土日,有休を使って4連休する人が多いタイミングで敢えて有休を取らずに滋賀・大阪を旅行してきました。
今回は技術的な話では一切なく,自分の振り返りも兼ねて綺麗な写真を共有しようと思います。

旅の目的と日程

ほぼ無計画に催行する今回の旅行ですが,その中でもいくつかの目的を設定しました。

その中でも一番大事な目的が「滋賀県・多賀大社に参拝すること」です。兼ねてから是非とも行ってみたい神社だったので,このブログの自己紹介のところにも書いてあったりします(した)。

果たして理由と言えるか微妙なところですが,母方のご先祖がこの神社に深い縁があるらしく。
京都・大阪辺りは旅行先として定番ですが,なかなか滋賀県に行くチャンスもなかったので,これを機に滋賀県を堪能してやろうぜ,という魂胆もあったりします。

有休は使わないことにしたので,金曜日の夜〜日曜日の夜までが今回の旅行の可処分時間です。
土曜日の朝から新幹線ということも考えましたが,値段的・時間的な制約から見送り,今回は夜行バスを選択しました。
ざっくりすると,以下のような日程です。

  • 11/24(金)池袋→(夜行バス)→彦根
  • 11/25(土)彦根→滋賀観光→大阪
  • 11/26(日)大阪観光→(新幹線)→東京

滋賀観光だけで2日使ってもよかったのですが,まあせっかく近畿に行くのだからと京都大阪まで足を伸ばそうと考えます。しかし京都は1日で満喫できる気がしなかったので大阪,と(大阪なら回れるのか,というツッコミは幾度となく繰り返しましたが)。大阪なら会社の同期もいるのでよかったですね。

それでは写真も交えてざっくり行きましょー!

0日目・彦根行き深夜バス

正確には彦根行きではなく「京都行き」なんですけどね。
池袋2210発,彦根0601着のバスを予約しました。
ネット予約で¥8,330也。「びわこドリーム号」おすすめですよ!

西武バス株式会社の公式ホームページです。…

仕事を終えてから1度家に帰って夕飯・風呂を済ませていよいよ旅の始まりです!

1日目・滋賀県

予定よりちょっと早めに彦根着です。駅前は開けていて,あんまり店はありません。

めっちゃ寒かったのでSiriに聞いてみました。

「あー寒い!」。いやほんとに。
飲むためではなく,手を温めるために缶コーヒーを買ったのは久しぶりです。

滋賀縣護国神社

6時に彦根駅着ですが,乗る予定の電車は7時30分くらいだったので1時間ちょっと時間があるので彦根城の方まで足を伸ばします。
——と思ったのですが,彦根城の麓に滋賀縣護国神社があったので一参拝します。ここまで彦根駅から徒歩10分ほどでしょうか。
朝ぼらけの中に佇む閑かな境内,深呼吸する度身体の中が洗われるようです。

本当は御朱印も頂きたかったのですが,さすがに朝6時台から門を叩くわけにもいきません。なんとなく,既に起きていらっしゃいそうな気はしましたが……。またの楽しみに取っておきます。

彦根城

さて彦根城です。

堀を渡って門の手前まで来ましたが……,残念,さすがに7時前からは空いていませんでした。密かに楽しみでしたがひこにゃんもいません。

少し残念な旅の始まりとなりましたが,まぁそもそも彦根城は来る予定もありませんでしたし——なんて負け惜しみを言いながら,本当の旅の目的地,多賀大社へと足を向けます。

千代神社

と思いきやまだまだ時間はあります。人一人いない極寒の彦根の町をふらふらと歩いていると,またもや神社を見つけました。
名前は「千代神社」。なんとも縁起のいい神社,どうやら芸事に縁のある社のようです。。

住宅地の中程にあり,綺麗に整えられています。「彦根十五俳句」なんて碑もありました。

[aside type=”boader”] 宮参り せし児神輿を かつぐ子に
[/aside] 子どもの成長を喜ぶ歌ですかね。いい神社でした。
こちらも朝早いので御朱印は断念(綺麗なサンプルが社務所に飾ってあったのですが……!)。

多賀大社

早くも旅の目的地,多賀大社。
当然御朱印もお目当てですが,真の目的はご祈祷です。

実は今週末にちょっとした手術で入院するのですが,その祈願も兼ねての参拝でした(なので世間の4連休に敢えて弾丸旅行しているのです)。参拝は私だけでしたが,「家内安全」で家族連盟でご祈祷していただきます。

近江鉄道で「多賀大社前」駅にて。無人駅ではありますが,終点なのでそれなりの規模です。

駅を降りると多賀大社の大きな鳥居がお迎えしてくれます。さすが「大社前」駅。

鳥居をくぐり,10分ほど歩くとそこないよいよ多賀大社。威風堂々たる立派な佇まいです。

所在地も「多賀町」なだけあり,そこかしこに「多賀」の文字が見えます。「糸切り餅」という,細長いお餅を糸で短く切ったものが名物のようですね。

さて,多賀大社の御祭神は伊邪那岐命(イザナギ)と伊邪那美命(イザナミ)の夫婦神です。古くは伊勢神宮に祀られている太陽神・天照大御神の産みの親でもある偉大な神様です。御利益は縁結び・延命長寿などです。おめでたいですね。

この時点で朝8時前。まだ誰も参拝者がいなかったので,全容を写真に撮っても人一人写りません。早起きは得というか……まぁ夜行バスなんですけど。
歴史を感じる厳かな拝殿と境内です。

境内は広く,すでに紅葉を楽しむことができます。

拝殿の後ろ,脇には鬱蒼とした杜が広がります。深呼吸をすると美味しい。

このあたりでご祈祷受付時間の8時半くらいになりました。後述しますが御朱印を頂きつつ,祈祷の申し込みをして待ちます。
朝早く行ったお陰で一番最初にご祈祷していただけることになり,待ち時間もほとんどありません。待ち時間・実際の神事も含めて30分強でしょうか。
祈祷をしていただいたのは初めてでしたが,なんだか力をもらったような気がします。

で,本当に力を得たのか運試し。

まぁよい結果です! これは元気が出ます。


御朱印帳と,御朱印帳袋をつい買ってしまいました。ラベンダーの色と,あしらわれた金文字の組み合わせが上品でいい感じ。

御朱印も頂きました。達筆でございます。


家族へのお土産に,多賀大社の「延寿守」。どれも綺麗な色で見とれます。


公式サイトが綺麗に作られていてビックリしたのですが,これもWordPressっぽいですね。何のテーマかなー?

多賀大社

古くから「お多賀さん」の名で親しまれる滋賀県第一の大社です。日本最古の書物「古事記」によると、この両神は神代の昔に、初め…

昼食:塩元帥

彦根の周りで最低限見たかったものは見ることができました。名残惜しい気もありますが,琵琶湖に沿ってなんかしていきます。彦根駅から乗るのはJR琵琶湖線。
JRでも,やっぱり「天下分け目」は関ヶ原なんですね。

少し乗って守山駅に到着。そこから北西に向かって20分ほどバスに揺られて途中下車。
時刻はぴったり12時半。さぁ昼食のラーメンの時間です。

選んだのは「塩元帥」というラーメン屋。普段東京にいる私にとっては新鮮な名前ですが,どうやら関西では有名なチェーン店のようですね。
夜行バスに揺られるまま,朝食もろくに摂らずにここまで来たので相当に空腹です。
じゃこ飯とセットで美味しく頂きました。柚子の風味が最高ですね。

琵琶湖大橋

守山駅から遙々バスに揺られてきたのは,何も塩元帥のラーメンを食べるだけが目的ではありません(はず)。
滋賀県と言えば琵琶湖。琵琶湖と言えば滋賀県。
せっかく滋賀県に来たのだから琵琶湖を渡ってみたいと思うのは人の性だと思いませんか?

当然フェリーで横断する航路もあるのですが,実は琵琶湖の南端の方には歩いて渡れる橋が2本あります。
南の際にあるのが「近江大橋」。それより少し北にあるのが「琵琶湖大橋」。
どちらでもよかったのですが,せっかくなら琵琶湖の真ん中に近い方を通りたいな,と敢えて移動時間のかかる琵琶湖大橋を選択しました。当然,塩元帥の情報を調べてから決心したことは言うまでもありません。

さて,塩元帥から歩いて30分弱,ようやく琵琶湖大橋の東詰が見えてきました。

ちなみにこの時点で相当に足を痛めていて,軽く足を引きずるように歩いていました笑。普段の運動不足に加え,せっかく遠出するから,と靴を新調したのが裏目に出たようでした。ブログを書いている今(もうすぐ2週間経ちます)でもまだ少し痛みが残っていますが,大丈夫か……?

さてさて,亀の歩みとは言えど,進んでいけばいつかは琵琶湖大橋に到着です。
大きい! 長い!!

琵琶湖だー!!

いやー琵琶湖を初めて見ましたが,もはや海ですね。
下の写真は琵琶湖大橋から北東の方向(一番奥行きがある)を見ていますが,対岸がまるで見えません。距離で約40kmの見渡しがあるはずですが,これって鎌倉から東京タワーまでの距離と同じくらいでした。すごいスケール……。

琵琶湖大橋自体は1.5km程度なので30分程度で渡れます。徒歩だと別途交通量もかかりません。
結構大きな車がびゅんびゅん飛んでくる&湖の上なので風圧がそれなりにあり,また交通量のせいで時折大きく揺れますが,基本的に快適な湖上の旅でした。

琵琶湖大橋を西側に渡ると,なんとなく東側と雰囲気が違っているような気がします。
一言で言えば「都会っぽくなった」。京都・大阪を間近に控え,人も車も町もグッと忙しなくなった感じがしました。

西詰から徒歩15分くらいの所にある堅田駅から,JR湖西線で南下します。
現在14時ちょっと前。ラーメンはすっかり消化してしまいましたが何かをゆっくり食べる時間も勿体ない。まだまだ行きたいところはたくさんあります。
次の目的地は,比叡山坂本駅。——となれば,行く場所は「あそこ」ですよね。

一旦休憩

長くなってしまったので一旦ここで区切ります。
1日目の午後から2日目の大阪の話はまた次回!