2018/09/18読了。
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学生時代に比べて周囲の人数が絶対的に増えたので,プレゼンを通じて「人を味方につける」ことが今後どんどん増えていく予感がある。単純極まりないタイトルと内容の親和性を頼みに買ってみた。
ところで最近の読書記録が段々楽しくなってきていつもは30分〜1時間くらいかけて書いているのだが,そうはいってもなかなか積読が解消できないので今回はポイントを絞って紹介していくトライアル。
この本のポイントは以下の3点。
プレゼンは「相手を動かす」ために行え!
プレゼンは「報告するためのもの」と思ってませんか? という話。
自分の意図を理解して欲しいからプレゼンする,というのも間違い。
相手がどんな立場の,どんな意見を持っている人かを考えて,それに応じて山を動かすのが本当の「プレゼン」。
その意味でネゴ=根回しだってやるべきだし,場合によっては敢えてツッコミ所を用意しておいて質疑応答を活発にしたりと何でもあり。「綺麗に発表する」ことが目的ではない。
総じて,動かしてなんぼ,という精神でやろうという話。意識の問題に過ぎないと言われればそれまでだが,ハッとさせられた。
「超一言」を作れ&使え!
いくらいい話をしたところで,相手が必ずそれを聞いていて,更に覚えていてくれることは期待してはいけない。
人は80%を理解できない/聞いていないとも言われるそう。商談のように時間をおいて何度も資料を見せる場合は特に顕著だ。
そんなときに有効なのが,「自分のイイタイコトを,たった一言で表現する」ということ。著者はこれを「超一言」と呼んでいる。
こういうキーワードがあるだけで,聴衆はビックリするほど自分の話を覚えてくれるという。
ちなみに誤解してはいけないが,「笑い」を混ぜることは必須ではない。ビジネスで面白いのはロジック。ウィットの効いた知的な言い回しで,キーワードを展開しよう。
話の主導権を取れ!
会議ではポジションを取ろう。
相手がたとえ目上でも,こちらから「こういう風に進めたい」と場を仕切ってマネージした方がやりやすい。「配慮はしても遠慮はするな」。いい言葉である。
とはいえ立場が違う人同士での対話なので,時に円満会議とはならない。
そういう時に意識しておきたいのが「主観の自分」と「客観の自分」。
自分の意見=主観はちゃんと持ちつつ,相手がどんな意見を持ち自分とどう異なるのかという状況を俯瞰的に見る。これが客観。
「主観の自分」が意見を言ったら,いったん「客観の自分」にバトンタッチ。主観と客観を出したり引っ込めたりを繰り返しながら,会議を運用しよう。
そうしたらきっと,自分ひとりではできないことができるようになる。
おお30分もかからず書けた。
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