Time Timerを買った

最近は下記の本を読んでいるのだが,その中のコラムで,とある製品が紹介されていた。
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それが,「Time Timer」。なんだかフザけた製品名だけど,そのコンセプトに一目惚れ購入した。
非常にいい買い物をしたと思っているので,おすそわけのためにこの記事を書く。

時間管理,できてますか?

質問しといてなんだけど,私はきっと苦手な方。

「集中するとあっという間に時間が経ってしまった」という経験は誰しもあるだろうが,もう少しメタに捉えると「予想していた以上に時間を使ってしまった」ということにもなる。
普段の仕事でも,色々とタスクが輻輳してくるとテンパってしまって当初予定していたタスクが消化できなかった,という事態は結構起きる。

それもこれも,タスクに関する時間の見積と,その見積もった時間を守ろうという意識の低さが原因と私は考える。

この重要な問題(特に後者)を解決する革新的な製品が,Time Timer。

Time Timer

Enhance productivity with Time Timer® – the ultimate countdo…

商品ページを見てもらえば,もしくは下の画像を見てもらえば分かる通り,ただ「残り時間を可視化する」というだけの単純極まりない製品だ。
元々は小さい子どもに「時間」の概念を教えるために開発された。だからこそ,極限まで単純化してあるのが最大の魅力。

「この仕事はあと何分で終わらそう」「あと30分集中してこの仕事をやろう」と思ったら,ダイアルを回して時間をセット。あとはPCの脇に置いてチラチラと確認しながら一気呵成に仕事を終わらせる。
そんな感じの理想的な業務スタイルを心強くサポートしてくれるに違いないと,一目惚れしたのであった。

自分が「時間」に如何に無頓着だったかを知る

買って翌日,早速職場に持ち込んで使ってみた。
使ってみたのだが,悉く時間を守れない。
30分とセットしたはずが,気付いたら1時間弱経っていたなんてことはザラ。集中していると言えば聞こえはいいが,まったく自己管理できていないことは由々しき問題だ。

そもそも,Time Timerをセットはするのだが,そもそも一度も見ることなくタイマーが切れていることが圧倒的に多い(残り時間が来るとアラームが鳴るようにもできるのだが,職場なのでOFFにしている)。
そこでハッとしたのだが,自分はほとんど経過時間/残り時間を意識せずにタスクをしていることが分かった。そりゃあ時間管理が下手なわけだ。

おわりに

元々は子ども向けに開発された製品だが,オトナだって時間には苦労する。「分かった気になっている」というのがオトナの悪い所だ。

ちなみにTime Timerはアプリでも販売されているが,こういう類いのものは単一機能に限る。スマホは別のことに使いがちだから,置き時計型を是非使って欲しい。
Time Timerには色々バリエーションがあるが(物理的サイズ,時間の上限,取っ手の有無など),私は小さめの「Time Timer MOD」というのを買った。ミニマルな美しさが魅力的だ。
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1週間弱使ってみて,徐々に残り時間を意識して,細かく時間を切って仕事ができるようになってきた(ちなみに,この記事は当初20分で書くと予定したがやっぱり無理で途中で5分延長している)。
緊張感を持ちつつ,時間内に終わらせるぞ! というゲーム感覚で楽しみながら作業ができるので非常に有意義な時間管理ができる。

決して安くはない(機能だけ見ればぶっちゃけ高い)が,時は金なりと人は言う。
自分の時間を買うと思えば,破格の値段と私は思った。

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