いったい1日の何割をスマートフォンに割いているのかって,気にならない? 私は気になった。
3ヶ月ぶりくらいの新作。
dependoid
- ついつい見てしまうTwitter,Facebook……。
- 時間がもったいないなぁと思いながらも続けてしまうソーシャルゲーム。
私たちは毎日の何パーセントをこの数インチの画面と向き合って過ごしているのでしょう?
そして止めようとしても止められないアプリの利用を思いとどまるには?
dependroidはあなたの生活がどれだけAndroidと共にあるのかを数字として知るためのライフログアプリであり,使用するアプリの起動時間に制限をかけてあなたがAndroidに使われないように手助けをする自戒アプリでもあります。
インストールはこちらから→dependroid(Playストア)
機能
スマホの画面が1日にどれだけスクリーンONになっているかを計測するアプリ。アプリ毎の利用状況もチェックできる。
ついでに,止めたいけど止められないソシャゲのような時間食いアプリの存在に困っている人(私だ)にも役立つように,予め設定した時間以上アプリを操作した場合警告を表示する機能を付けた(下図左)。
[foogallery id=”1584″]問答無用でアプリを終了することもできたのかもしれないけど,それじゃ使い勝手が良くないので利用時間を延長できる優しい設計にしてみた(下図右で残り秒数が表示されている)。
「もうこのゲームやるのやめよう」とはならなくても,「もうそんな時間やってたのか,やばいなあ」と思ってもらえればこのアプリの目的は達成できるんじゃないのかな。スマホでできる人間コントロールの第一歩はちょっとした「気づき」を与えることじゃないかと思うことにして,割と満足してる。
実装のキモ
今回は,いくつかのViewに凝ってみた。
[foogallery id=”1588″]まず1つ目が,1文字ずつ表示されてくるTextView。上図の左から1,2番目。
ちょっとしたことだけど,カタタタッって表示されると気分が良いよね。この実装はもう少し拡張して,そのうちWills3でライブラリとして公開してみたい。
2つ目が,残り秒数表示のオーバーレイ。上図の左から3番目。
オーバーレイしたViewを指で動かせるようにしつつ,下のListViewにもちゃんとタップイベントを送るという挑戦は半年前にもしていて,当時は結局できなかった。今回なんとか実装することができて,今後のアプリのデザインにも大きく使えそう。Androidのオーバーレイ手法については日本語のまとまった記事が少ないような気がするので,これを機会に今後まとめてみたい。
3つ目は細かいけど,ActionBarのカスタマイズ。上図右端。
通常のActionBarには影が付いてるんだけど今回はフラットなデザインにしたかったのでまず影を外した。次に,そのままだとMenuを押したときに出てくるポップアップがActionBarと繋がってしまうのでスクリーンショットのように区切り線を入れるようにしてみた。これらすべてアプリのstyleとthemeをいじるだけで可能になる。これはあまり需要がなさそうなので公開はしない,かな。
そういえば,今回のアイコンはとても難産だった。以前はIllustratorを使っていたんだけど,今回は初めてInkscapeを使ってみた。アイコンのモチーフは決まらないわ,ツールの使い方は分からないわで「残りはアイコンだけ」という状態から3日くらいかかってしまった。
アプリ実装部分だけじゃなくて,アイコンの方も上達してるといいんだけど……。
蛇足
実は今回のアプリの大部分は7月の中旬には完成していて,そこから院試勉強が本格化したおかげで今までかかってしまった。
「認証システムExtra」の公開が6月下旬だから,アプリ公開のスパンは3ヶ月弱にもなってしまった。できれば1ヶ月ちょっとくらいのペースで公開できればと思うし,作りたいアプリも沢山あるんだけど,またしばらく時間が取れなさそう。
11月か12月か……研究も卒論も段々本格化してくるのでそれ次第なところは多分にあるけど,できれば今年中にもう1つくらい公開したい。
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