御朱印巡り(上神明天祖神社・旗岡八幡神社・居木神社・自由が丘熊野神社)

どうもどうも,修論が終わってひとまず穏やかな日々が続いています(束の間の……とも言う)。
ところで,修論が終わったらやりたいなーと思っていたことの一つに「朝から町歩き」があります。ちょうど御朱印の集印も始めたので,それも兼ねて健康的な趣味を持ちたい,というモチベーションがありました。
で,2月11日が折良く1日空いていたのと,後述しますが友人Aからお誘いがあったので,これ好機とチャレンジしてきました。

上神明天祖神社

上神明天祖神社・公式サイト

都営浅草線「中延」駅近く,上神明天祖神社から始まります。
というのも,この日2/11はご存じの通り建国記念日……つまり「紀元節」でした。
紀元節というのは初代天皇神武天皇が即位されたとされる日のことで,そこから数えて今年のことを「皇紀2677年」と言ったりします。早い話が,「日本」にとって2月11日は結構特別な日なのです。
さらに,当日2017年2月11日は十干十二支で言うところの「己巳(つちのとみ)」にあたります。ここ,上神明天祖神社は歴史的な言い伝えから白蛇縁起のある神社であり,己巳は神社にとって特別な日です。
つまり「紀元節」と「己巳」が偶然にも重なったこの日はなかなかにレアだったと言えます(単純に考えたら60年に1回ですかね)。

そんなわけで,上神明天祖神社ではこの日,通常の御朱印に加えて「シークレット御朱印」なるものを告知していました。
昨今,多くの神社がそれぞれバリエーション豊かな御朱印・御朱印帳を展開して世間の御朱印ブームとなっているわけですが(そして私もそれに飲み込まれたのですが),なかなか「シークレット」というのは賛否両論ありそうなネーミングだなぁと思います。「限定御朱印」という言い方はよく為されますが。

実はこの御朱印,友人Aが教えてくれたのです(というか私が御朱印を始めたきっかけも彼です)。それでせっかくなので一緒に行こう! という話になりました。ありがたいことです。

で,当日は寝坊しました。誠に申し訳ない。

一緒の電車に乗る予定だったのですが,電車が出る時間に起きるという大惨事。急いで用意して,予定より30分くらい遅れて,7時30分過ぎに神社入り(?)しました。元から,限定333枚ということで結構危ないかなーと思っていたのですが,寝坊によりさらに危ない事態に。
整理券配布は8時からだったのですが,到着した時点ですでに大行列。それなりに広い境内でしたが,裏手に回り込むほどの方が既に並んでいて,気温もあって大変でした。
結果,整理券自体は無事に貰えたのですが,しかしそこからが長い長い。
シークレット御朱印の頒布開始は9時からで,ちょくちょく列が進みながら待ち続けます。日が当たっているところはいいのですが,日陰は結構応えましたね……。結局実際に頂けたのは11時くらいで,7時半から3時間半くらい待ったことになります(本当なら友人Aと一緒のはずだったので喋っていられたのですが……)。

頂けた御朱印は,左からシークレット御朱印・己巳限定(白文字で,「しろへびさま」とあります)・初午限定(お稲荷様)・2月限定の4枚です。通常印も他に何種類かありましたが,それはまた今後お参りしたときに頂くことにしました。

気持ちを切り替え,次の場所へ向かいます。
1日はまだ始まったばかり,お腹はすいたけど。

旗岡八幡神社

旗岡八幡神社・公式サイト

上神明天祖神社から歩くこと15分くらい,旗岡八幡神社に到着です。
境内は広く,落ち着いた雰囲気の神社です。
実はここ旗岡八幡神社を皮切りに,この周辺には「八幡神社」がたくさんあります。
ここでいう「八幡」とは誉田別命(ほんだわけのみこと)(もしくは応神天皇)のことで,八幡神をお祀りする神社系は日本全国にあります。武運の神とされ,歴史的には源氏・平氏の世から信仰を集めてきました。特にこの周辺の地域は,源頼朝が石橋山の戦いで敗れた後,千葉常胤・上総介広常らの助力を受けて再蜂起した地点であるそうです。その時の由来で「八幡様」を奉る神社が多くあるのだと推測します。

ところが旗岡八幡神社の由緒を読むと,

当神社は,長元元年,上総,下総で起った平忠常の乱を治めるべく,同三年に朝命を奉じた甲斐守源頼信公が同地へ赴く際,一族郎党と共にこの地に宿営した時,霊異を感得して源氏の氏神たる八幡大神を奉斎し,戦勝を祈願したのがその発祥とされている。高台に陣を敷き,源氏の白旗を靡かせ大いに武威を誇ったことから,この地が「旗岡」,あるいは「旗の台」と呼ばれたのである。

とあるので,頼朝以前の史実によるようです。
まぁいずれにせよ,源氏に関わりの強い神社のようですね。

頂いた御朱印はこちら。「八幡」の字が堂々としていてカッコイイです。

戸越八幡神社

戸越八幡神社・公式サイト

実は当日ここに寄る予定はなく,歩いていたらたまたまふらっと見つけたのでお参りしてきました。
参道がとても立派で,生い茂る緑に心が洗われるようです。
ここも八幡様ですが,創建1526年とのことなので旗岡八幡神社よりも大分あとになって祀られた神社になります。
御朱印を頂こうとしたのですが,なんと4時間待ち
というのも,この神社では御朱印を頂ける日が月に4日定められているのだそう。

平成二十九年度 ご朱印についてのお知らせ | 戸越八幡神社
新年明けましておめでとうございます。 みなさまに於かれましては清々しいお気持ちで新年をお迎えになられましたことと心よりお慶び申し上げます。 本年も健康に恵まれお幸せな良いお年となります様心よりご祈念申し上げます。 七月から始まりました 東京八社めぐり...
神社としても,御朱印ブームで多くの人に参拝されるのは嬉しいけれども対応が大変,という痛し痒しなのでしょう。御朱印帳もオリジナルで作られるなど,とても精力的な神社運営をなさっているのだと思います。
今回はその後の予定も合ったので参拝のみにとどめ,また日を改めて伺うことにしました。

また驚いたことに,御朱印の受付を待っている際に,お婆さんが温かいお茶とお茶請けをわざわざ運んできてくださいました。まだ神社巡りを初めて間もない私ですが,そんなことをしていただけたのはここが初めてでした。とても寒い日だったのでありがたかったです。
ご丁寧な対応,筋の通った御朱印運営,綺麗で落ち着いた境内など,とても都心とは思えない落ち着いたときの流れる神社でした。

貴船神社

大崎駅近くの住宅街の,坂を上ったところに鎮座する貴船神社。
住宅街ということもあり,周囲はとても静か。
細かい由緒については調べられませんでした。また行かなければ。

居木神社

居木神社・公式サイト

こちらも大崎駅近くの神社。
サイトを見ると,神前結婚式が盛んな神社なのでしょうか。
境内は綺麗に掃除されていて,社務所も真新しい印象を受けました。個人的に気になったのが,上の写真3枚目のタヌキ(?)のベンチ。タヌキとの関わりの強い神社なのかとも思いましたが,由来は分かりませんでした。

頂けた御朱印は,居木神社のもの,御末社の厳島神社,稲荷神社の3枚。残念なことにどれもスタンプですが,日付の筆跡を見ると相当の達筆なのが窺えます。

千束八幡神社

居木神社から五反田へ抜けて,東急池上線に揺られること10分強。洗足池駅にて下車します。
駅前に広がる洗足池のほとりに,千束八幡神社は鎮座します。
この地は古くは「池月」と呼ばれていたようで,その地名は,源頼朝の愛馬として有名な「磨墨(するすみ)」と並んで証される「池月(もしくは『生食』)」に由来します。
詳しくは写真3枚目をどうぞ。
そうすると,この神社は旗岡八幡神社のところで書いた「源頼朝時代の史実由来の神社」ということになりますね。同じ八幡様でも創建年が違うと面白いです。

石川神社

千束八幡神社から奥沢に抜けようと,東京工業大学の脇の神明坂を歩いていたら,「石川神社」なる神社を発見。東京工業大学の裏手にひっそりと佇む神社です。
御朱印は本務社の雪ヶ谷八幡神社で頂けるそう。
実は私は事情があって東京工業大学の研究室に属しているのですが,こんな神社がすぐ裏にあるとは思いもしませんでした。
お世話になった大学・先生への感謝と,これからの努力を誓ってお参り。
次は自由が丘へ向かいつつ,寄り道して奥沢神社へ寄っていきます。

奥澤神社

いよいよ御朱印巡りも終盤。自由が丘駅,奥沢駅近くの奥澤神社にお参りします。
まずビックリするのが,鳥居に巻きついている大きな蛇。何でも,昔この地域で疫病が流行ったときに蛇を奉じて行列をしたらたちまち治まったという言い伝えによるものだそうです。
また,改称の前は「八幡神社」だったそうで……,本当に今日の巡りは八幡様ばかりですね。
境内は,本当にここは自由が丘の近くかと疑うほどに緑が溢れ,何か霊異を感じそうな空間です。
自由が丘は通学路なので,時間を見つけてまたふらりと寄りたいですね。

自由が丘熊野神社

旅の終着点。自由が丘から徒歩10分くらいのところにある熊野神社です。
お店が立ち並ぶ通りに突如として現れる神社で,境内は自由が丘の商業区とは思えないほど広く,また緑豊かです。
参拝者も多く,地元に愛されているのがわかる,心地よい空間でした。
御朱印は書き置き。「この時間は書き置き」と言われたので,普段は直に書いていただけるのかもしれません。達筆。

おわりに

自由が丘熊野神社の参拝を終えた時点で16時。朝7時半・上神明天祖神社から始まった御朱印巡りも終了です。
お参りした神社は,

  • 上神明天祖神社
  • 旗岡八幡神社
  • 戸越八幡神社
  • 貴船神社
  • 居木神社
  • 千束八幡神社
  • 石川神社
  • 奥澤神社
  • 自由が丘熊野神社

の計9社。
御朱印を集めるのに常々思っていることですが,
ともすれば「コレクション感覚」になりがちな御朱印の集印に対して,確かな意義を持たせる意識を持つために,できるだけ今回のようなブログを書こうと思っています。本当はもっと事前に調べて歴史や由緒を楽しめたらよいのですが,今できることから始めるしかないのかなぁと。他のサイトみたいに,いつか自信を持って解説できるようになるとより深く楽しめそうなので頑張りたいところです。

さてさて,今回の巡りの注目の踏破距離ですが……。

21.85km! 3時間半も歩いたんですね。とってもいい運動になりました。

最後に,どんな経路で歩いていたのかを記録しておこうと思って地図にプロットしてみました。
上神明天祖神社から五反田駅まで歩いたもの。

五反田駅から洗足池駅までは電車移動だったので,そこから自由が丘熊野神社まで歩いたもの。

こうやって地図にすると,結構な距離を歩いたなぁと実感します。

毎週は無理かもしれませんが,時間のあるときにはこうやって1日使って楽しむのもよいですね(地図プロットしたり,ブログ書いたりも含めて)。

それでは,また!

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ABOUTこの記事をかいた人

東京大学大学院修士号(情報理工学)取得。
Androidアプリ開発者6年目。出没地域は映画館,本屋,勉強会。御朱印の集印がマイブーム。思い出深い神社は埼玉県・三峯神社と滋賀県・多賀大社。