2020/02/24読了。
前回を踏襲したフォーマットで書いてみる(実はこれ,手書きで書いている「読書帳」のフォーマットである)。
「ビジネス本」と呼ばれるものは世に数あれど,それらを読み切ることは時間的に難しい。しかして,こういうまとめ方をする本も需要があるのだなーと思った。
ちなみに,既に持ってる本を除いて新たに買おうと思った本が5冊あった。なかなかのヒット率。
感想
50冊もあると,いくら簡易にまとめてくれているとは言え読み切るのは大変。でもとても役に立つ。
面白いのが,本の与える示唆がいくつかの本の主張で被っていること。1つの物事を多角的に見たときの思考の結果が,こうして「研究」の成果として集積しているのは人類の英知そのものだなぁと感じる。
当然,中には主義主張が相反するような本も紹介されている。だけど,それも含めて「なるほどそういう見方もあるのか」と思えるから興味深い。
まだ全部を精査できてはいないのだけど(なにせ50冊もあるので,前半に読んだ紹介は既に結構忘れているのだ),50冊の内いくつかは「これはちゃんと読みたいな」と思える本も見つかった。
キーワード
- ビジネスのセオリー
- 戦略
- 顧客とイノベーション
- 企業と新規事業
- マーケティング
- リーダーシップと組織
- 人
引用
p46
アップルパイ(=価値)をつくるときは,相手と協調する。
アップルパイ(=価値)を切り分けるときは,相手と競争する。
p47
「補完的生産者」と「競争相手」
p110
顧客の「片付けたいジョブ」を見つけ,解決策を提供して,「雇用」され成功したのだ。
p211
行動の重視。「やってみよ! ダメなら直せ! 試してみよ!」 Do it, fix it, try it.
p213
戦略成功のカギを握るのはアイデアではなく,実行だ。
p254
企業変革を行う人たちに必要な力はマネジメント能力だけではなく,リーダーシップだ。
リーダーシップとは,「一緒にあの山頂を目指そう」と方向性を決め,メンバーに「行こう」と同期づけて行動させる能力だ。
マネジメントとは,「あの山頂を目指す」ために,計画を作り,備品を調達し,ちゃんと目的地まで到達させる能力だ。
p279
「未熟でいるうちは成長できる。成熟した途端,腐敗が始まる。」
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