2020/10/18読了。
NewsPicksで紹介されていたので買ってみた。
色々なところで目にする「コンサル」という職業だが,実は私自身,コンサルの人と一緒に仕事をしたことはまだなく,ざっくりとしたイメージはあるものの具体的にどんな仕事をするものなのか実感が湧かない。そんな理由もあり,興味があったので読んでみた。
感想(Rating:★★★☆☆)
★★☆☆☆:うーん。
★★★☆☆:まぁ楽しめる。
★★★★☆:人によっては忘れられない一冊になる。
★★★★★:どう見ても名著。読んでほしい!
書いてることはどれも一般的で,誰しも一度は聞いたことがあるようなもの。「結論から話せ」とか「ファクトを用いよ」とか。なので,この本を読むことで,何か新しく知れる知識というものはほとんど無いのだが、「コンサル」が何を考え,どう行動するのかという行動指針を学ぶにはもってこいの本。
自分がコンサルの仕事をしておらずとも,世にこれだけ重宝されるコンサルの考え方を自分に憑依するような意識づけにはとても役立つ本だった。
「新しく知れることはない」と書いたが,換言すると「基本が一番大事」ということでもある。
目次
- コンサル流話す技術
- コンサル流思考術
- コンサル流デスクワーク術
- プロフェッショナル・ビジネスマインド
引用
p2
職業を問わず,業界を問わず,15年後にも役立つ普遍的なスキルを理解できるようになります。
p35
意見は封殺されることがありますが,事実は封殺しようがありません。
p40
世界共通言語は,英語ではなく,論理(ロジック)と数字。論理があれば,議論はできる。
p47
論理さえ通っていれば,上の立場の人も耳を貸すが,曖昧なことを感情で説得しようとする若造は信頼しない。
p72
ビジネスというのは,突き詰めると,相手の期待を,常に超え続けていくことにほかならない。顧客や消費者の期待を超え続けていくこと。上司の期待を超え続けていくこと。
p128
多くの人は,問題がもちかけられてはじめて検討をはじめますが,仮説をもっている人は,その時点ですでに検討が終わっていて,結論を用意しているからです。
p266
最初に提案をするのは,リーダーの役割。その実現のために,率先して自主的に動くのがフォロワーシップ。
p268
リーダー一人でムーブメントをつくることはできない。どんな大きなムーブメントも,最初のフォロワーが重要となる。
p275
チームワークとは,それぞれにしかできない役割をそれぞれが担って,チーム全体の勝利に向かって走ることです。
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