2018/09/15読了。
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時間って足りないよなーと思うことが増えてきたので,何かの参考にできればと思って読んでみた。
「ウィルパワー」というものを中心に展開する本書。
ウィルパワーというものを私は初耳だったが,前頭葉の体力のようなもの。一般的な「集中力」の総量と思ってもらって構わない。
面白いのは以下のような特徴があること。
- ウィルパワーの総量には限りがあり,集中力を使うことによって消耗していく
- ウィルパワーの出どころは1つしかない
特に重要なのが2つ目。「仕事」「ダイエット」「スポーツ」などなど,意志の力を必要とする行動は多いが,それらのウィルパワーは基本的に共有。つまり,「仕事が行き詰まっていることと,ダイエットを続けられるかどうかは関係がない」は誤解である。
だから「ウィルパワーをどう節約し,必要なところに集中投下するか?」ということが本書のテーマであり,DaiGoの実践してきたノウハウを紹介している。
本書で紹介されていた技の中から,私なりにコレなら可能かな,と感じたところを書いておく。他には色彩心理学を活かした環境作りや物理的な姿勢の話など多岐に渡る。
- 飽きる前に焦らす。まとまった時間は短く区切る。
- 「仕事は,完了するために割り当てられた時間に応じて複雑なものへと膨れ上がっていく」というパーキンの法則なるものがある。
- 「どれに取り組むか?」という決断自体もウィルパワーを消費するので,環境の整備も含めて,自動的に作業・仕事を始められるような「習慣化」の仕組みを作る。
- 類似例として,ジョブズが毎日同じ服を着ていたのはあまりに有名。Facebookのザッカーバーグも同様。
- 15分のパワーナップ(仮眠)は3時間の睡眠に匹敵する。
- 昼休みに余裕のあるときは私も仮眠を取るようにしたが,なかなか午後も爽快である。
- ウィルパワーは夜になるにつれて失われていくので,時間の使い方は大事。
- 理想的な1日のスケジュールは「大きな決断」→「クリエイティブ作業」→「単純作業」
- 特に朝のゴールデンタイム(朝食を取った後の30分から1時間)は自分のために使おう!
- 新しいこと,人生を変えるための勉強など
意外と,と言っては失礼だが,得られる知識の多い良い本だった。
上にまとめたノウハウは単純に結論だけ述べているので味気ないと思われるだろうが,本の中ではその理由まで詳細に説明が成されているため,非常に納得感がある。
250Pと結構分厚く作られているが,フォントも絵も大きいのでサクサク読める。早い人なら往復の通勤時間だけでも1,2日で読めるのではないだろうか。
続編の『週40時間の自由をつくる 超時間術』も積読中だが,近日中に読みたい。
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