読了『バカとつき合うな』

2018/11/18読了。
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とある方のブログにて絶賛されていたので衝動買い。
衝動買いではあるが,読んで分かった。これは読んでよかった。

「盲信」はバカ

この本は3部構成だが,1部・2部は社会に蔓延る「バカ」大全の書。
例を挙げるとこんな感じ。

  • バカばっかりの環境に居続けるバカ
  • 人と同じことをやりたがるバカ
  • 我慢を美徳にしたがるバカ
  • 未熟なのに勘に頼るバカ
  • ひとつの仕事で一生やっていこうとするバカ
  • 無自覚に人の時間を奪うバカ
  • 未来に縛られるバカ

本当は目次全部書きたいくらいw
総じて思考放棄して漫然と過ごしている人を,この本は「バカ」と叱っている。

確かにこういうのは意識していないと陥りがちなところだと思う。だって,思考しなくていいのは楽だから。人間易きに流れるもの。
特に問題なのが,こういう「バカ」を是とする雰囲気が社会通念となって悪循環に陥ること。
『樽いっぱいのワインにスプーン一杯の汚水を注ぐと樽いっぱいの汚水になる。』なんて有名な言葉もある。

著者である西野さんと堀江さん,こういう(日本の)悪い部分に警鐘を鳴らしたかったんだな。痛切に。

「バカ」は変われる

本の後半では,打って変わって前向きな発言が多くなる。
というよりも,後半こそが本書のイイタイコトであって,前半は反面教師なんだろう。

人は変われる。諦めるな。行動しろ。思考しろ。行動と思考だけが自分自身だ。自分の欲求に忠実であれ。それがお前自身の個性だ。

勇気づけられる言葉がどんどんでてくる。この本からは勇気と優しさを感じる。

読んでよかった。最後のページをめくったとき,そう思った。