読了『武器としてのFX』

2020/05/28読了。

少し前から,IG証券のノックアウトオプションという新しいトレードにちょっとだけ手を出した。これはポジションを持つときに損切りラインを定める(後から変更できない)代わりに高い資金効率性を誇るサービスで,主にハイレバFX界隈の人に人気らしい。私はFXではなく株価指数でお試ししているところだけど,損切りラインを事前に定めないといけないので今まで以上にトレンドフォロー(もしくは逆張り)の方向性を明確にする必要に駆られた。

IG

同じロット数でもリスク許容度に合わせてオプション料を選択できる画期的な金融商品です。 リスク限定なので事前に最大損失額が…

私はFXはしないんだけど,とは言え長年研究されてる分野だし何かの参考にならないかなと思って本書を読んでみた。

感想

FXを扱った本なのでFX特有の話も結構あり,そこは読み飛ばしたのだが,いくつか参考になりそうな情報もあった。
例えば「トレンドフォローしてボラティリティをトレードする」という心構えを意識できたのは大きい収穫かもしれない(結果はトレード次第。。。)。
FX界隈の話を見ていると扱っている金額の桁が違いすぎて(しかもハイレバだし)恐ろしいのだが,「コツコツドカン」をどう避けるのかという意識を新たにした。

私も「そろそろ下がりそう/上がりそう」と逆張りをしてしまうことがあるんだけど,「期待」でトレードしてちゃあ負けるに決まっている。
個人的には逆張りが綺麗に決まったときの快感はすごいのだけど,予想が外れることが多くて勝率は低いし,ビビって小さい利幅で利確してしまうしで,私にとっての勝ちパターンではないのだろうなぁというのが,本書を読んでよくよく思ったことである。

目次

  1. 「ランダムウォーク」からの脱出
  2. 「15%の黄金の時間」を探す旅に出よう
  3. 「受給」と「日足」はトレンドを探す鍵
  4. ファンダメンタルズ分析は食材探しである
  5. VIX指数から「レートの加速度」を測る
  6. トレードで習得すべき「三種の神器」
  7. 僕がどんなトレードをしてきたのか

引用

p21

逆張りは勝率が高いものの利幅が小さい。順張りだと勝率は低いものの利幅は大きい。

p26

トレードは新しい材料や金利動向を,どの程度市場が織り込んでいるかを確認していく地道な作業だったりします。

p40

「効率的市場仮説」と呼ばれる仮説があります。「市場が究極に効率化されると,すべての情報が価格に織り込まれ,未来の値動きを予想することが不可能になる」という仮説です。

p41

「いつ,どんな時にランダム性が低まるのか」を考えることが本書の目的となります。

p183

「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし」

p187

「もうどうでもいい。損切りせずに,戻るのを待とう」という心理状態になり,損切りを蜂起して最後には袋小路にはまり,「ドカン」と損切りせざるを得なくなってしまうのです。このように,人間は「コツコツドカン」型のトレードを行なうように生まれついているのです。

p189

損切りとは,利益を生むための「必要経費」です。